囮物語 -撫子蛇娘-

昨日、右目奥から右頭頂部に掛けてありえない鈍痛が走り、
それでも業務を続けてたら激しい嘔吐に見舞われて早退の巻。
12時間睡眠を取ったにも関わらず、朝になっても収まらなかったので
病院に駆け込みました、2時間待たされました、その頃には小康状態に。
頭部CTスキャンって生まれて初めて体験したよ!


囮物語 (講談社BOX)

囮物語 (講談社BOX)

↑14時読開、18時読了。かみついて、君を感じる 罠の中。


なんかしゃらくさい感じになってしまったのでふらりと書店に寄ったらば、
あらあらそこには明日発売予定の「化物語シリーズ」最新巻が!お買い上げです。


化物語セカンドシーズンは物語視点を各ヒロインに移しているので(※八九寺除く)
キャラクターが腹の中で何を考えて行動しているのか見えて面白いです。
今ヒロインは千石撫子嬢ですが、以前主人公・阿良々木暦が評価した
「大人しくて物静かなだけで、真面目でも賢くともましてやいい子でもない」
を地で行く地の文で進行します、うーん、これはこれは。


会話中に、吃音したり押し黙ったり俯いたりするキャラクターは古今よくありますが、
まさか「早くおわんないかな」なんて身も蓋もないこと考えてるなんて思わなかったよ!
いやでも…仕様書にミスがあって怒られてるときって大体こんなこと思ってるような…。
そう考えるとリアリティあるのか。


>「ううん……そうじゃなくって。違くって」
最近あちらこちらで見かけるようになりましたが、囮物語でも上記のような表現がありました。
コレらいそはいつも違和感覚えるんですが、最近の若者にはスタンダードな言葉なんでしょうか。
「違(ちが)くて」……確か神奈川県周辺から東海に掛けての方言だと記憶しているのですが。
数年前お世話になった会社の40歳前後のPMが良く使っていてその時も微妙な気持ちになったなあ。



さて物語は後半まで楽しく読めたのですが、話のどんでん返し部分がやや普通―
―というかあまり納得できる面白さではなかったのでちょっとガッカリしてます。


ともあれ名実共にラスボス化した千石撫子の活躍に、次々巻「恋物語」に期待です。
……次巻「鬼物語」はまた時系列逆戻っちゃうんだそうで。


しかし著者はサードシーズンを考えているっぽい、恋物語以降も続くのかなあ。