花物語 -駿河悪魔-

怒涛の異動期間サポートが過ぎやっとこさ一息つきました。
忙しい時分に歯の詰め物がポロリと取れてしまい鬱屈した一週間でしたが、
本日歯医者帰りに化物語シリーズ最新刊を買って参りました。


花物語 (講談社BOX)

花物語 (講談社BOX)

↑19時読開、22時読了。二日くらい掛けるつもりだったが…


発売日が3月29日とは知っていましたが先週は忙しかったので購入を断念。
どうせ本屋に行けば山ほど積まれているので売り切れを心配する必要もないし。


時系列がいきなり阿良々木君卒業後にすっ飛んだのでどうなるかと思いましたが、
語り部神原駿河で、期間は彼女が高校三年生になった始業式から一週間のお話。


猫物語  +-----+-+ →時間軸
傾物語 +--+
花物語          +------+
囮物語  +---+
時系列はこんな感じ…になるのか。


物語の内容は…
「忍のおやつをめぐってバスケをする話」(2ちゃんねる某スレ>18氏より引用)


は? と首を傾げてしまう紹介ですが、大局的に見ると全然間違ってないのが困る。


一人称作品シリーズなので今回は神原が狂言回しになっていましたが――。
正直このシリーズ随一の不安定さを感じながら読み進めました。


するがモンキーでは彼女にスポットを当て、それなりのシリアスさで進行するも
基本冗談の掛け合いが多く、また続刊でも割とテキトーな発言をする軽いキャラの
立ち位置だったので。


「――こんな私にも悩みはあるの」的な展開を今更急にされても困るというか。
羽川翼のように、初期段階から複雑な内面を抱えている事情を散りばめていれば
猫物語のようにすんなり読めたんですけどねえ。


相変わらずの作品内メタ発言によると、次作では何事もなかったかのように
阿良々木君は高校三年生に戻るようです。沢山の巻挟んで伏線張ってるなぁ。