ダークナイト
新バットマンの最新映画「ダークナイト」を観て参りましたイエヒー。
- アーティスト: サントラ,ハンス・ジマー,ジェームズ・ニュートン・ハワード
- 出版社/メーカー: Warner Music Japan =music=
- 発売日: 2008/08/06
- メディア: CD
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場所は先月新装オープンしたばかりの新宿ピカデリー。
普段足を運んでいる新宿さくらやホビー館の裏なので行くのが楽でした、雨を除けば。
途中新宿駅で視界の端に私の顔をガン見している人が居り、ちらりと焦点をそちらに
移したらどうやら私の知り合いのようでしたが―――シカトぶっこきました。
だって上映10分前だったんだもん、ごめんよスロープブック。
さて初の真・新宿ピカデリーだったのですが…。
すごいですねココ、チケットの購入が空港みたいになってる。
電光掲示板にフライト…もとい上映時間スケジュールとか空席状況とか表示されてるし。
受付は空港だかホテルだかみたいなきれーなねーちゃんが六人ほど。
ガラス戸窓口と券売のおばちゃんしか知らない私にはデカルチャー。
ピカデリーは全席指定&総入れ替えのシステムらしく、席指定も電子ボードみたいなの
見せられながら「好きな空いてる席をお選びください」ってな感じでした。
まぁ上映10分前に取れる席なんて最前席中央くらいしかなかったですけどねー、A-18席です。
ダークナイトの感想。
米国でタイタニックの浮沈伝説を打ち砕いているのが頷ける内容でしたが――。
展開がスピーディで場面場面の繋ぎを脳内で補完する必要があります。
まぁ大事なキーワードが抜けるような補完は必要ないので、普段漫画見ている日本人には
へっちゃらだと思いますが、流石に小さい子にはきついかな…と思いました。
そう、なんか漫画的なカット割りなんですよね、アニメじゃなくて。
始まって数分、まだ本上映前の新作映画のダイジェストCMやってるのかと思ったくらいです。
逆に言えばカット毎すべてがインパクトある映像という感じ。
二時間半ずっとそんな感じなので退屈はしないのですが結構疲れるかもしれません。
まぁ最前席に座ってるせいで首が疲れてるからかもしれませんが。(二時間半見上げっぱなし)
バットマンの新しい俳優さんもハマリ役でした。
バットマンことブルース・ウェイン役はマイケル・キートンが一番適役だろ…と思ってましたが、
クリスチャン・ベールのいやらしい笑みがマイケルとは別の意味でバットマンに人間味を与えてて
ステキな感じでした。
マイケルは裏生活では完璧超人、私生活では苦悩人といった感じで人間味を扱ってましたが
クリスチャンは裏生活で暴れん坊将軍、私生活では企業人といった感じで面白いです。
惜しくも若くして亡くなられたジョーカー役のヒース・レジャーも凄い演技です。
あの変態的な役はジャック・ニコルソンにしか絶対無理だろうと思っていたのですが、
彼とは別の方向でジョーカーを表現・確立しているのが素晴らしいです。
見終わった後の感想では、ジャック・ニコルソンでは「綺麗なジョーカー」であり、
ヒース・レジャーでは「ダーティなジョーカー」になるんだなぁといった感じです。
役としてジョーカーがイカれてるのはどちらの俳優さんにも言えるのですが、
ヒースの演じるジョーカーは徹底的に汚いです。
顔のペイントは汚いし、トレードマークの紫ジャケットもヨレヨレのぐしゃぐしゃ。
ジャックがぴっちり綺麗にペイントを施し、ピンピンの紫ジャケットを着ていたのと対極的。
喋り方を取ってみても、ジャックジョーカーがイカれつつも割と紳士的な話し方をするのに対し
ヒースジョーカーはホントにイカれチンピラな話し方をします。
これだけ方向性が違うのに、どちらも「ジョーカー」として完璧だから凄いですねぇ。
というかヒース・レジャー、28歳で無くなったんですね……。
米国人ってホントどれだけフケ顔なんですか。