ジャケ・ドローとオートマタ

前述の作品は希代の時計技師ジャケ・ドローと錬金術カリオストロ伯爵の技術が融合し
誕生した骨董人形-アンティー-と呼ばれる自動機械人形-オートマタ-を主軸としたお話です。


カリオストロ伯爵は歴史に残る詐欺師として有名で、市販されている謎本・怪奇本では
サン・ジェルマン伯爵と同じくらいの割合で引用されてる胡散臭い人物です。
ジャケ・ドローは超有名時計ブランドとして後世にその歯車技術を伝えているので
一般的に有名ということであればこちらの知名度が高いでしょうか。


しかしこのオッサンの、平賀源内も裸足で逃げ出す機械人形技術についてはどうかな。



The Writer -自動書記人形-


その内部機構
The Drawer -自動描写人形-



鮭泥SUGEEEEEEEEEEEE!!
何が凄いってシリンダ(歯車円筒)の突起をオンオフにすることで、文字を自由自在に
書き下してしまうところでしょうか、歯車技術もここまでになると立派なプログラムです。
発想がオルゴールスコアの延長線であるにも関わらずココまで作りこんでしまう当時の
アナクロテクニックには脱帽です。西洋の歯車文化って幻想的です、時計塔とかね。