ネタ抜きで源氏物語を読んでみる

折角日本人に生まれたので恋愛古典の頂点、源氏物語を読んでみる。
つっても原文なんか読んでたら多分30分で放り投げると思うので、
あちこちから出版されている現代語訳版源氏物語で妥協します、ヨワ。


与謝野晶子源氏物語@角川文庫。
うーんこのヒトの生きた時代を反映しまくってるのか、
それともフランス帰りのインテリだからか判らんが、
微妙に漂う明治文学臭…。
なんだか夏目漱石「坊ちゃん」の世界で源氏物語やってる錯覚に。
おまけに平気で女王とか訳してるしなぁ、肌に合わネ、次。
※追記:女史はこの本書いた売上金でフランス留学した臭い


田辺聖子源氏物語新潮文庫
読みやすいと言えば読みやすいが、読みやすすぎて雰囲気がぁ。
というか表現もオリジナルの源氏からかなり意訳にまで突っ込んでるようで、
全般的にライトノベライズちっくだぞコレ。
紫の上の段をちらりと見てみたがエロリゲー読んでる気分になった。
紫の上:「おやすみなさい、お兄さま」
光源氏:「私を愛しているかい?」
紫の上:「だい好きよ」
光源氏:「ほんとう?」
紫の上:「ほんとうよ、お兄さま」
光源氏:「その証拠をみせてくれるかい?」
モルァ待てや光源氏! …というか会話が全般的にエロゲくさい…、没。


円地文子源氏物語新潮文庫
結局女流作家のラスボスこと円地文子女史のが一番しっくりくるか。
言い回しも古臭くて、まぁ源氏物語初心者にはイイアイテムかなと。
とか思いながらぺらぺらめくってたらいきなり朧月夜に萌えたんですががが。



とりあえず、源氏物語第一畳感想。
宮中の女房の嫌がらせエンガチョ。